派遣の施工管理でも安定した雇用を
確保したいなら無期雇用型派遣がおすすめ
派遣には、大きく分けて「有期雇用」と「無期雇用」の2つの働き方があります。これらの大きな違いは、雇用形態です。契約社員として採用される「有期雇用」に対して、「無期雇用」は派遣元の正社員として採用されます。
ここでは、「無期雇用派遣」として働くメリットを解説します。
- 収入が安定する
- 無期雇用型派遣は、派遣会社の正社員として採用されるため、月給制の給与体制であることがほとんどです。そのため、派遣先企業に長期休暇がある場合や次の派遣先が決まるまでの待機期間でも、安定した収入を得ることが可能です。
- 残業が少なく、休みを確保できる
- 時間外労働や休日労働には、派遣元と労働者の間で結ぶ時間外労働に関する36協定※で守られます。そのため、派遣先で無理な超過労働を強いられる心配はありません。
- 派遣元の福利厚生が受けられる
- 無期雇用型派遣の場合、派遣元企業の福利厚生を受けられます。そのため、昇給制度や賞与があることも多く、経験や業績に応じた収入アップも期待できます。
また、各種手当や補助など充実した福利厚生を受けられることもメリットの一つです。
※法定労働時間=1日8時間・週40時間を超えて労働させる場合や、休日の出勤が必要な場合は、事前に労働組合と労働者が書面による協定を締結する必要があります。
これらの理由から、無期雇用型派遣であれば安定した生活を送りやすいことが分かります。また、無期雇用型派遣であれば、派遣法の3年ルール対象外となるため、同じ派遣先で長く働くことも可能となり、長期的なキャリアを築きやすい環境ともいえるでしょう。
目指すキャリア別!
施工管理技士の
派遣会社3選
施工管理技士としてのキャリア形成は、単に現場でのスキルを磨くだけではありません。豊富なキャリアの選択肢や専門性の追求、さらには海外での活躍を目指すことも可能です。しかし、どの派遣会社を選ぶかによって、その道が大きく左右されることも事実です。
「多様なプロジェクトを経験してキャリアを広げたい」「専門領域に特化してスキルを深めたい」「海外でチャレンジしてグローバルな視点を養いたい」— それぞれのキャリアニーズに応える派遣会社を厳選してご紹介します。
豊富な選択肢から
自分に合う工種を見出したい
オープンアップ
コンストラクション
派遣できる工種
建築・土木・電気・プラント
資格支援内容
- 案件の領域バランスが良く、幅広い仕事のマッチングが可能
- 資格取得のサポートがあるので、経験を積みながら手に職を付けることができる
土木の分野で専門性を深めて
キャリア形成をしたい
カワノ
派遣できる工種
土木
特徴
- 大手ゼネコン直取引で土木建設業・工事に特化しているため、土木分野のスキルを活かして大型案件にも携われる
- 職場を紹介してくれるので、転勤など働く場所を変えたくない方におすすめ
海外勤務を視野に入れた
経験を積みたい
レガリス
派遣できる工種
建築・土木・電気
特徴
- 政府開発援助を含む、海外案件の派遣実績あり
- 電話面接や面接同行のサポートがあるので、面接の成功率を上げたい方におすすめ
目指すキャリア別!
施工管理技士の派遣会社
3選について詳しく見る
施工管理技士として働くことを検討している人のために「建設業の中でもどの分野で働くか悩んでいる」「土木に特化した会社で活躍したい」「国内外問わずプロジェクトに参画したい」と、それぞれの要望に応えられる会社の特徴を紹介。 事業内容はもちろん、入社後の福利厚生についても紹介しているため、ぜひ参考にしてください。
01オープンアップ
コンストラクション
https://k87ier2t.lp-essence.com/
休日・休暇 | 基本土日祝日(現場状況により休日出勤あり) |
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福利厚生 |
|
※2024年9月調査時点の情報です。
オープンアップ
コンストラクションの
特徴
未経験でも建設業に関する
様々な分野の実務を経験可能
施工管理技士に興味はあるものの、建設業に関わるスキルを持っていない人のために、建設に関する様々な業務を用意。建築分野から土木分野、空調衛生・電気、プラントファシリティ分野など、多岐にわたってスキルを身に着けられる環境が整えられています。
これらの業務領域を経験しながら、将来的に大規模なプロジェクトにも関われるようサポートしてくれます。
国家資格取得のための
充実したサポート支援
未経験者でも国家資格である「施工管理技士」の資格取得ができるよう徹底サポート。総合資格学院への入学支援をはじめ、資格勉強ができる環境づくりに注力しています。
最大24万円の支援金を付与し、合格者には12万円の祝い金を支給。資格取得後は毎月基本給とは別に、資格手当が支給される仕組みを取り入れてます。
その他
募集職種
- 建築
- 土木
- プラント
- 電気設備、空調衛生
主要取引先
- 清水建設
- 大成建設
- 竹中工務店
- 大林組
- 鹿島建設
- 大和ハウス工業
会社概要
- 【設立年】2012年4月
- 【拠点数】本社、国内5拠点(2023年9月時点)
- 【所在地】東京都品川区東五反田1-11-15 電波ビル6F
オープンアップ
コンストラクションの公式HPで
公式採用情報を詳しくみる
02カワノ
https://kawanogroup.com/
休日・休暇 |
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福利厚生 |
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※2024年9月調査時点の情報です。
カワノの特徴
大規模プロジェクトに参画できる環境を用意
大手ゼネコンの一部門だった経歴を活かし、直取引での土木建設業や工事に特化した事業を推進。高速道路や鉄道、トンネルといった大規模プロジェクトへの人材派遣サービスを主な事業としており、定期的な研修やメンタルケアを行いつつ、未経験でも活躍できる場を設けています。
主に工期・進捗管理、品質・安全管理といった業務を、土木施工管理士として約1~3年間かけて行います。
充実の福利厚生とキャリアアップ支援
働きやすい環境づくりを推進すべく、完全週休2日制(土日)や夏季休暇などの充実した福利厚生を用意。勤務地も国内外問わずではあるものの、可能な限り希望を考慮したうえで、主に全国46都道府県のプロジェクトへの勤務となります。
最低月1回の面談も実施しているため、プロジェクトへの不安や疑問への対応はもちろん、今後のキャリアアップの相談もできる環境が設けられています。
その他
募集職種
- 土木施工管理技士
主要取引先
- 大成建設
- 大林組
- 鹿島建設
- 西松建設
- 佐藤工業
- 成和リニューアルワークス
会社概要
- 【設立年】1989年10月
- 【所在地】東京都渋谷区本町2-48-1
03レガリス
https://regalis-gp.com/lp/
休日・休暇 | 派遣先企業により異なる |
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福利厚生 | 派遣先企業により異なる |
※2024年9月調査時点の情報です。
レガリスの特徴
入出国の手続きはお任せして
大手プロジェクトへ参画できる
一般の求人市場には出にくい、中小企業や大手企業の海外部門の採用情報を多く展開。建設業界を例にすると、日系企業の東南アジア工場進出や、ODAプロジェクト(政府開発援助)に関わる建設プロジェクトの紹介実績があります。
契約形態は国内での派遣と同等になり、海外旅行保険などの福利厚生をはじめ、パスポートやビザの手配、住居・入出国の手続きをレガリス側で対応してくれます。
面接時、入社後もコンサルタントが
徹底サポート
建設業界への転職が初めての人向けに、充実したサポートを用意しています。例えば面接時はコンサルタントが同行することにより、適正スキルや伝達事項をしっかり伝えられるようサポート。
入社後も職場への定着をスムーズに行うべく、派遣先企業と登録スタッフとで定期的に連絡を取り合う対応を行っています。
その他
募集職種
- 施工管理
- 施工図作成
- アドミ・通訳
- 設計(意匠・設備・構造)
- PM・CM
主要取引先
- 清水建設
- 日揮
- 三井不動産
- 日立製作所
- 高砂熱学工業
- 日本工営
- 丸紅
会社概要
- 【設立年】2011年8月
- 【所在地】東京都豊島区池袋2-14-4 池袋TAビル4F
施工管理技士の未経験者が
派遣会社選びで注目すべきはこの3つ!
建設業界の人手不足が深刻な現在、施工管理の求人数は増えており、大企業から中小企業まで未経験者の採用を進めています。そのなか、未経験から一流の施工管理技士になれる派遣会社を見極めるポイントはどこなのか。注目すべき3点をまとめました。
資格支援制度の有無
現役の施工管理技術者は、現場での経験を積みながら資格を取得している方が多いです。施工管理技士の資格は施工管理の仕事をするうえで、自分のスキルをアピールできるだけでなく、仕事の領域を広げたり、収入アップに繋げたりできる重要なもの。
そこで注目したいのが、資格取得支援制度。たとえばテキスト代や受験料を負担してくれるところは、それだけ未経験者の育成に力を入れている証拠と言えるでしょう。
研修の充実度
建設業界における深刻な人材不足を背景に、未経験者の施工管理技術者の育成に力を入れている派遣会社では、研修を充実させている会社が多いようです。
たとえば、情報セキュリティの知識や名刺の渡し方といったビジネスマナーの基本はもちろん、図面やCADの研修など施工管理に関する専門的な研修も実施。ビジネスマンとしてだけでなく、一人前の施工管理技士になるように考慮された内容となっています。
フォロー体制
未経験から一人前の施工管理技士になり、活躍している人が多い派遣会社には、入社後にゼロから学べる研修があるだけでなく、派遣スタッフのフォロー体制が整っている会社が多いようです。
「専門用語がわからない」「個人的な相談がしたい」「現場でどうしたらいいのかわからない」など、すぐに電話やライン、面談、現場訪問で助けてくれる専属スタッフを用意している場合もあります。
施工管理の案件をもつ派遣会社を会社の特徴と一緒に紹介しています。
オープンアップ
コンストラクション
おすすめポイント
- 東証プライム上場企業
- 配属前の研修で施工管理の業務に必要な知識を習得
- 建築系の資格に強い学校と提携した対策講座を実施
- 大手ゼネコンなど、派遣先企業への転籍支援制度あり
ワールド
コーポレーション
おすすめポイント
- 若手育成に力を入れており社員の半数以上が20代
- 成長に応じた研修で社員のキャリア形成をフォロー
- 1級施工管理技士などの資格取得をサポート
- 仕事の悩みを解決するフォロー研修も実施
夢真
おすすめポイント
- 建設技術者派遣業で数少ない上場企業
- 業界未経験者の採用人数・研修実績が豊富
- 独自の研修プログラムで現場でのルールなどを指導
- 定期的なヒアリングで相談しやすい環境を整備
もっと見る
エル・コーエイ
おすすめポイント
- 日本工営100%出資の人材サービス企業
- 大手総合建設コンサルタントが母体の安定感が強み
- 海外の案件紹介にも対応
- 技術者としてのキャリアを積める環境
ライズ
おすすめポイント
- 20年以上に渡って施工管理技士を派遣
- 2013年から未経験者の採用・育成制度を導入
- 施工管理技士の社長が現場で使えるスキルを指導
- 施工管理技士の資格取得を目指す勉強会を開催
ウィルオブ・
コンストラクション
おすすめポイント
- 自社開発のデジタルマーケティングで適切な企業とマッチング
- 転職支援や情報発信を目的とした自社メディアを複数運営
- 経験の浅い人やブランクのある人の転職支援にも対応
アーキ・ジャパン
おすすめポイント
- 現場経験のあるプロの講師が研修を担当
- 研修中に利用できる宿泊施設を保有
- より実践的な内容を学ぶフォローアップ研修も実施
- 充実した福利厚生や休暇制度で女性の働きやすさを追求
コプロ・
コンストラクション
おすすめポイント
- 入社教育研修に力を入れている派遣会社
- 研修のマニュアルが分かりやすいと好評
- 技術力の向上や高度な専門知識を追求
- 社員個人の成果と行動を評価する人事制度
共同エンジニアリング
おすすめポイント
- 未経験者向けに選べる育成プログラムを導入
- 入社時や年次別に行われる充実した研修体制
- 資格の受験料負担・奨励金の支給あり
レガリス
おすすめポイント
- 海外の施工管理案件を多数保有している派遣会社
- 専属コンサルタントが一貫してサポート
- 継続的な就業支援で安定した働き方が可能
- アフターフォローやキャリアアップ支援あり
イーフラッグ
おすすめポイント
- スーパーゼネコンの大型プロジェクトに派遣可能
- 多様な案件で幅広い経験を積める
- 新卒・中卒採用のほとんどが正社員雇用
- 現場に入る前に基礎研修・専門研修を実施
ワット・
コンサルティング
おすすめポイント
- 未経験者の育成に力を入れている派遣会社
- 独自の研修制度で数多くの技術者を輩出
- 自社スクールで質の高いカリキュラムを提供
- 女性・高齢者・海外人材を積極的に採用
大末テクノサービス
おすすめポイント
- 要望や適性にマッチする案件を紹介
- 雇用形態も多様で自分に合った働き方を叶えやすい
- 業界出身者が独自のつながりを生かして情報を提供
- 全国エリア対応で勤務地の制限が少ない
DigUp
おすすめポイント
- 人材第一主義を掲げた手厚いバックアップ体制
- 建設業界に特化した派遣業で施工管理の案件に強い
- 転職エージェントとしての実績も豊富
- スケジュール調整や給与面の交渉などにも対応
ブリンクス
おすすめポイント
- 短期から長期まで幅広い案件を保有
- 未経験者でも仕事を見つけやすい豊富な求人数
- ブリンクスのみが紹介できる案件も多数あり
- 新入社員教育で付加価値のある人材に育成
ファーストステップ
おすすめポイント
- 未経験でも応募可能な求人が豊富
- 業務に必要な資格の受験費を年間3万円まで負担
- 会社指定の資格取得には祝い金を支給
- 安定して働けるフォロー・サポート体制を整備
ワールド
コンストラクション
おすすめポイント
- スキルよりも人物重視の採用方針
- 知識・経験ゼロの未経験者を育てた実績が豊富
- 資格取得のための外部研修参加費を負担
- テクニカル研修で社員のスキルアップを支援
オーピーシー
おすすめポイント
- 登録から派遣後のフォローまで同じ担当者が対応
- 丁寧なヒアリングでミスマッチ案件の紹介を防止
- 派遣先の社風や案件などに詳しい社員が在籍
- 海外の派遣求人の紹介にも対応
フェニックス
おすすめポイント
- 施工管理の派遣に特化した部門を設立
- 働く意欲があれば業界未経験者でも応募可能
- 大手ゼネコン案件の施工管理に携わった実績あり
- 資格試験の初回受験料・講習会の参加費を負担
鹿島クレス
おすすめポイント
- 大手ゼネコンの鹿島建設のグループ会社
- 鹿島建設の現場に携わる機会が多い
- 9年を目安とした社員育成プログラムを実施
- 資格の早期取得を目指したバックアップ体制
アールエフテクニカ
おすすめポイント
- ゼネコンやサブコンなどの現場に技術者を多数派遣
- 業界未経験者でも応募可能
- 未経験者から優秀な技術者へと育成
- コミュニケーション能力や努力する姿勢を重視
エープランニング
おすすめポイント
- 独自の人材育成プランを導入
- F層別・課題別などの教育研修を実施
- 幅広い業務経験を積める環境でキャリア形成を支援
- 会社指定の資格に対して受験料負担・報奨金支給
アクセス22
おすすめポイント
- 建築系のスキルを習得できる学校を運営
- 経験豊富な講師陣が未経験者をバックアップ
- 150以上の多彩な講座を無料で受講できる
- キャリアコンサルタント常駐で相談がしやすい
テイケイトレード
おすすめポイント
- 大手ゼネコンの現場で施工管理のキャリアを積める
- 正社員または契約社員として採用
- 資格の受験費用を全額負担
- スキルアップを支援する講習なども実施
ディーアンド
ディーマックス
おすすめポイント
- クライアントの多くが上場企業
- 年単位の長期就業がほとんど
- オンラインカレッジの開講でスキルアップをサポート
- 教育訓練を受けてから現場に就業できる
ロジテム
おすすめポイント
- 取引先は東証一部上場企業や地元の優良企業
- 3ヶ月かけて安全教育・業務育成を実施
- きめ細やかなサポートが可能な体制を整備
- 就業後もコーディネーターに相談可能
セントランス
おすすめポイント
- 元技術職が講師を務める研修システムを導入
- 就業前に現場で使える知識や技術を習得可能
- 最長3ヶ月かけてじっくり学ぶ研修・教育体制
- 研修期間中も給与を支給
JAFT
おすすめポイント
- e-ラーニングによる社員研修を導入
- 建築系の資格に強い総合資格学院と業務提携
- 社員限定の受講割引制度で資格取得を支援
- 派遣期間の終了までしっかりとサポート
メイホー
アティーボ
おすすめポイント
- 派遣先は大手・準大手ゼネコンが中心
- 充実した教育体制で業界未経験者を育成
- 研修は1人ひとりに目が行き届く少人数制
- 就業後も月1回の面談で悩みや不安をフォロー
一番町Mビル8F
ネオコンストラクション
おすすめポイント
- 働きながら学べる未経験者向け案件も保有
- 営業スタッフ・サポートスタッフのWサポート体制
- 前職の給与保証・待機ゼロなどの取り組みを実施
- 他業種から転職した人が多い
施工管理がつらいって本当?
「きつい」「つらい」という話をよく聞く施工管理の仕事。工程管理・原価管理・品質管理・安全管理と、業務範囲は多岐にわたりますが、自分が携わった建築物が完成したときなど、やりがいを感じられる瞬間も多い職業です。ここでは、施工管理についてよくある疑問や不安の声に答えています。
派遣社員の施工管理技士の給料
施工管理の派遣社員と正社員の平均年収は、必ずしも正社員が高いとは限りません。時給計算されることから残業代もかなり期待できます。詳しくはこちらをご覧ください。
施工管理技士の年収は?
施工管理技士の年収は、平均すると約500万円と言われています。ただし、「ゼネコン」や「ハウスメーカー」「工務店」などの勤め先によっても異なり、業種や年齢、経験年数、国家資格の有無など条件によっても年収の開きが生じます。
施工管理技士は休めない?
建設業界は、他の業界と比べると完全週休2日制の完備が遅れており、半数以上の人達が週休1日で就業しているというデータがあるほど労働環境が厳しい職場です。しかし、最近では「働き方改革」による施策も打ち出され、長時間労働や休日の取得の是正が進められています。
施工管理の仕事は残業が多い?
工期厳守の建設業界では、工期の遅れを取り戻すために残業は当たり前で、月平均して40時間から、過労死ラインの80時間の残業をしているという施工管理技士も少なくないと言います。長時間労働のリスクや改善に向けた動きについて紹介します。
施工管理の仕事は危険なの?
施工管理士は建築現場にいることが多く、進行具合の確認をするための見回りなども業務のひとつです。高い場所や足元の安定しない場所なども多く、安全対策は徹底する必要があります。こちらでは事故が起きてしまう理由などをまとめています。
施工管理技士は
未経験から目指せる?
施工管理技士は未経験からでも目指せます!現場での経験を積む必要はありますが、人手不足の建設業界では、着工前の準備から現場の指揮までできる人材を強く求めており、未経験者を採用して研修や資格取得支援を行っている企業が多数あります。詳しくはこちらをご覧ください。
もっと見る
施工管理技士の現状と将来性
施工管理技士の将来性は非常に高いものです。ライフラインの土木関連や都市計画など公共性の高いものだけでなく、建物が存在する以上、新築や建て替え工事は常に求められています。こちらでは施工管理技士の現状と将来性について詳しく解説していきます。
施工管理の離職率について
2017年度の厚生労働省のデータによると、建設業の離職率は8.4%と、他の業界に比べて低い数値となっています。ただし入職率も低いため、一概に離職率が低いと安心できる状況ではないのも事実。こちらでは、各データを基に離職率についてまとめています。
施工管理技士が
知っておきたい保険
建設現場では事故やトラブルに備えて、「協会けんぽ」や「建設国保」「労働災害総合保険」など働く人に掛ける保険や、建築物に掛ける保険など、さまざまな保険が用意されています。こちらでは、保険の種類や特徴について解説していきます。
施工管理と職人の付き合い方
経験の浅い施工管理技士の悩みのひとつに、職人との付き合い方が難しいと挙げる人が多いようです。話し方がぶっきらぼうでとっつきにくいタイプの職人も多く、これまでの社会で経験したことのないタイプで付き合いづらいと言う理由があるようです。職人と良い関係を築くにはどうすればいいかをまとめてみました。
施工管理の仕事に
パワハラはつきもの?
常に危険が伴う工事現場では、気を抜くことができないことから緊張感があります。このような雰囲気から攻撃的な言い方や態度につながる人たちもおり、暴言や暴力などのパワハラが起こることも。こちらでは、現場で起きたパワハラ事例などを紹介しています。
施工管理技士の仕事は
女性にはきついの?
建設業界への女性の進出は目覚ましいものがありますが、実際に女性が施工管理技士を務める環境はどうなのでしょう?こちらでは、施工管理技士の業務内容とともに、現場で女性が働く環境の現状を紹介していきます。
施工管理に体力は必要?
残業が必要な場合も多々あります。空調設備のない夏場や冬場の現場は特に体力勝負となり、多くの業務をこなしながらも健康管理に配慮する必要があります。
なぜ施工管理の仕事は
出張や転勤が多い?
出張や転勤のエリアや頻度は務めるゼネコンにもよりますが、大手になればなるほど請け負う仕事の範囲が広がり、広域エリアへの出張や転勤の可能性が高くなります。こちらでは、施工管理技士の仕事に出張や転勤や多い理由や、メリット・デメリットについてまとめています。
施工管理技士の海外勤務
ゼネコンで施工管理技士のポジションに就いていれば、海外赴任の可能性もあります。日本の建設技術は高く、特にインフラ関連については海外での需要が高まっているからです。こちらでは、海外勤務のメリットや海外の建設事情などを紹介していきます。
施工管理は激務?
一旦プロジェクトが動き出すと、施工管理技士の仕事は多岐に渡るため忙しいと言われています。慢性的に人手不足という建設業界で、工程管理や予算管理、安全管理などの責任を任されるからです。こちらでは、施工管理が激務と言われる理由や職場ごとの違いなどをまとめています。
施工管理技士の夏は暑い?
現場の夏の暑さは、施工管理の仕事を辞める理由になるほど体力的に厳しい時期です。「長時間労働+休みが取りにくい+暑さによる体力の消耗」から体調を崩し、体の限界を感じてしまうからと言います。こちらでは、夏の工事現場の状況を紹介していきます。
施工管理は朝が早い?
一般的に工事現場の仕事は朝8時頃に始まる場合が多いですが、施工管理技士はその前に鍵を開けて仕事の準備に入ります。その日の仕事が円滑に運ぶようにスケジュール確認などのデスクワークのほか、事務所の掃除などの雑務をするケースもあるようです。
施工管理の仕事は夜勤がある?
建築系の施工管理技士の仕事は日勤が中心ですが、土木系の場合は、交通量の少ない夜にしか工事ができない現場もあり、施工完了まで夜勤が続くことがあります。こちらでは、夜勤のある仕事内容や、夜勤が続くことによる体の不調について解説していきます。
施工管理の仕事は責任が重い?
施工管理技士の業務は、工事に関する工程・安全・原価・品質を管理することです。工期厳守を目指しながらも安全に、質の高い施工が遂行できるかは施工管理技士の手腕によるため責任の重いポジションです。
施工管理技士が受けるクレーム
工事現場では、近隣住民から騒音や粉塵、夜間の照明の明るさなどが原因のクレームを受けることがあります。これらのクレームは、現場の監督が対応することになります。よくあるクレーム内容や対処法、できるだけクレームを受けないための対応などを説明しています。
施工管理技士にとっての冬の悩み
寒い時期の現場では、インフルエンザや風邪といった病気や、疲労蓄積による体調の崩れなどを気を付ける必要があります。火気厳禁の現場も多いために暖が取れず、凍傷になる人もいるようです。こちらでは、冬場の工事現場で起こりやすいことや、防寒対策について紹介していきます。
施工管理技士の若手事情
建設業界の3K(きつい・汚い・危険)イメージは強く、慢性的な人手不足が続いています。若い人から魅力的に映らないことから、進んで建設業へ就こうとする人が少ないのが現状です。しかし、長時間労働や休日、給料の是正など、若い人材が働きやすい環境へと変化しています。
施工管理技士の
基礎知識
未経験から施工管理技士を目指す場合、現場で使う専門用語や知っておきたい基礎知識がたくさんあります。ここでは、施工管理技士を目指す人が知っておきたい業界用語や業務内容、資格や規則などの基礎知識についてまとめています。
施工管理技士の一日の流れ
現場によって多少は異なりますが、施工管理技士の一日の流れの例を紹介します。一般的な例から新人施工管理技士、繁忙期、夜間などに分けてスケジュール例を挙げているので、ぜひ参考にしてください。
新人施工管理技士の仕事内容
現場経験のない新人施工管理技士が、いきなり指揮や管理などの重要な仕事を任されることはありません。まずは先輩管理者に付いて補佐することから始めます。こちらでは、新人施工管理技士の業務内容や、円滑に仕事をするための意識すべきポイントなどをまとめています。
施工管理技士と
現場代理人の違いは?
現場代理人とは、工事請負業者の経営者の代わりに責任者を務め、現場全体を管理するポジションのこと。工事請負約款で定められているものの、建設業法で配置を義務付けられているわけではありません。現場の業務内容や管理責任は、施工管理技士と現場代理人はほぼ同じといってよいでしょう。
「施工管理技士」と
「監理技術者」の違いとは?
監理技術者とは、特定の建築業者が総額4,000万円以上になる工事を元請けする場合に配置される義務がある役職です。建設業法で定められており、公共工事と民間事業の多くがこの規定に該当します。指定建設業種の1級国家資格を取得後、一定の現場経験を積み、講習を受けた人が監理技術者になれます。
施工管理と現場監督の違いは?
現場監督と施工管理技士の業務内容や管理責任に大きな違いはありません。あえて違いを挙げるとすれば、施工管理技士より現場監督の方が、工事現場に常勤しているニュアンスが高いことかもしれません。詳しくはこちらをご覧ください。
ゼネコンとサブコンの違い
サブコン(サブ・コントラクター)とは、下請け工事を担当する建設業者を指します。ゼネコンは依頼者から工事の発注を直接請け負い、サブコンはゼネコンから仕事を請け負うことになるポイントが大きな違いです。
もっと見る
施工管理における
「原価管理」とは?
原価管理は、施工管理技士の担う4大管理のひとつです。資材費や重機のレンタル費用、人件費といった工事に掛かる全ての金額を帳簿に記載して管理すると同時に、無駄を省くコストダウンなども検討します。詳しくはこちらをご覧ください。
施工管理における
「工程管理」とは?
工程管理とは、工事を計画的に遂行するためのスケジュール管理のことで、施工管理技士の重要な仕事のうちのひとつです。悪天候が続いたり作業トラブルが発生したら、当初の予定を変更したり人員調整を行うなど非常にデリケートな業務です。
施工管理における
「安全管理」とは?
「現場の安全管理」も施工管理技士の大きな責任管理のひとつ。危険と隣り合わせの現場で、万が一にも起こさせないために、リスクを事前に見つけ出して必要な対策を実践します。安全管理の具体的な業務内容や対策はこちらをご覧ください。
施工管理技士が行う
品質管理とは?
「品質管理」とは、設計図や仕様書通りに現場の作業が進められているか管理することです。各工程が終わるごとに品質を満たしているかチェックし、その証拠を記録してから次の工程に移ります。詳しくはこちらをご覧ください。
施工管理技士の事務作業
施工管理技士はデスクワークの仕事も大変多い仕事です。着工前には施工工程や打ち合わせの資料作成、行政書類の作成、発注書類等の作成などがあり、工事が始まってからも報告書や原価計算などの作業が続きます。こちらでは、施工管理技士が担当する事務作業の詳しい内容をまとめています。
施工管理における工事写真
施工のプロセスや状況は写真に撮って記録します。その進捗状況の写真を整理するのも施工管理技士の仕事のひとつです。工事個所の写真を撮るため、写真の量はかなり多くなります。こちらでは、画像を撮る目的や工事写真を撮る流れを紹介します。
マリコン
マリコンとは「マリンコントラクター」のことで、港湾施設関連や海底トンネルなど海洋土木工事を中心に取り扱っている企業のことです。大型プロジェクトが多くて社会貢献度が高い職種です。詳しくはこちらをご覧ください。
プラント施工管理とは
どのような仕事?
建設業においてプラントとは、「生産設備」という意味を持ちます。複数の生産設備を備えてエネルギーや物質を製造するような施設をプラントと呼び、そのプラントの設計やプラントで製造された製品の検査を行う仕事がプラント施工管理です。規模が大きく特殊な機械を取り扱うため、他の施工管理より高いノウハウが求められます。
コンクリート技士とは
どのような仕事?
コンクリートの施工には、専門的な知識が必要です。コンクリート技士とは、コンクリートの製造や施工、検査や管理などを担当できる資格のことで、主任技士になれば、現場だけでなくコンクリートを活用する設計に対してのプランや監理などをサポートする業務も加わります。
技士補とはどのような資格?
施工管理技士の資格を取得するには「学科試験」と「実地試験」の両方に合格する必要があります。しかし、2021年4月以降、第一次の学科に合格した人は、実地試験で不合格であっても「技士補」という資格が付与されるようになりました。技師補は、施工管理技士の補佐として働けます。
「積算」とはどのような仕事?
積算とは、建築工事にかかる費用を算出する業務です。工事の規模が大きくなるほど金額も膨らみ、積算業務は複雑になります。企業は「どれほどの利益を出せるか」という課題もあるため、積算業務は利益に直結する重要な仕事となります。
施工管理・建設現場の測量業務
測量とは、地面や建物の高さや角度、距離などを測る非常に大切な業務で、仕事として行うには国家資格を持つ人でないと担当できません。こちらでは測量の種類や資格について紹介していきます。
施工管理の「土木」と
「建築」の違いとは?
建設業は「土木」と「建築」という分野に分かれます。施工管理技士として原価・工程・品質・安全などの計画を立てて進行と管理するのは同じですが、施工する対象が異なるため、管理業務や優先して取得すべき資格も異なってきます。詳しくはこちらをご覧ください。
「施工計画」とは
どのようなもの?
施工計画とは、設計書や仕様書通りに作業が進むように、現場の全ての工程を計画することです。その内容は計画工程表や現場の組織表、使用する機械や資材、施工方法、施工管理計画、安全管理 、現場作業環境の整備など多岐にわたり、調査と検討を十分に行ったうえで作成します。
施工管理技士が
覚えておくべきKY活動
KYとは「危険予知」のこと。さまざまな危険が存在する工事現場で、作業員らが安全に働けるよう、起こりうる危険をふまえ、それを防ぐための活動を「KY活動」と言います。施工管理技士の業務には“安全管理”も含まれており、このKY活動を理解して現場に活かすことが大切です。
施工管理技士が知っておきたい
ヒヤリハット事例
危ないことが起きそうだったけれど、災害や事故には幸い至らなかったことを「ヒヤリハット」と言います。危険と隣り合わせの業務の多い建設現場では、ヒヤリハットの再発防止と労働災害を防ぐことを目的に報告書が作られています。
施工管理技士が知っておきたい
ミスのときの対応
施工管理技士として働いているときにミスを犯した場合、ミスに誘発される二次災害が起きないように、まずは防止対策を取ることが重要です。そして必ず上司に報告をしましょう。こちらでは、ミスをした時の対応についてまとめています。
施工管理技士が知っておくべき
建設業法
建設業に携わる人の資質向上と建設業の健全な発展を目的に制定された「建設業法」。29種類の建設工事を対象に規則が設けられています。禁止されている事項や、違反した場合の罰則について知りたい方はこちらをご覧ください。
施工管理技士に求められる
ICTのスキル
建設業界ではICT(情報通信技術)化が進んでおり、今後、施工管理技士として働くにはこのICTスキルを高める必要性を求められます。こちらでは建設現場におけるICT化のメリットや、課題などについて紹介していきます。
BIM/CIMとは
BIM・CIMとは、設計から施工、維持管理に至るまで3次元建物モデルの「統合データベース」を活用し、建物を“見える化”するシステムのこと。BIMが建築物を対象にしているのに対し、CIMは道路やダムなどのインフラを対象にしている点が異なります。詳しくはこちらをご覧ください。
設計に使用されるCADとは?
CADは、建築物や製品を設計したり製図できるコンピューターソフトのことです。「2次元CAD」と「3次元CAD」ソフトがあり、それぞれ用途に応じて使い分けます。こちらでは建設業界で利用されているCADソフトを紹介しています。
建設・施工管理業の
「QCDSE」とは?
「QCDSE」とは、「Quality(品質)」「Cost(コスト、原価)」「Delivery(工期、工程あるいは納期)」「Safety(安全性)」「Environment(環境)」という5つの言葉の頭文字を組み合わせた業界単語です。建設業界において、それぞれ意味する事柄を解説していきます。
建設キャリアアップシステム
(CCUS)とは?
建設キャリアアップシステムとは、作業員の情報をICカードに登録するシステムのこと。「現場でどのような仕事をしてきたか」「どのような資格を所持しているか」「社会保険の加入状況」といった情報を登録します。こちらでは、このシステムの目的やメリット・デメリットを紹介していきます。
テレワークで施工管理の
仕事はできる?
さまざまな業種で広がっているテレワーク。施工管理の仕事もテレワークは可能で、情報や工事写真の管理、オンラインでの打ち合わせなどの業務をこなせます。ただし、IT環境の整備が求められるため、対応の可否は会社によって異なります。テレワークを希望する方は、派遣会社にしっかり確認を取りましょう。
基礎工事とは
基礎工事は、建物の土台となる部分を作るための工事です。工事方法は大別して杭基礎と直接基礎があります。基礎工事へ携わる際に特別な資格は不要です。しかし、建物を支える重要な部分となるため、関連資格の勉強・取得を通して知識を身に付けておくとよいでしょう。
建設現場で使用する重機
建設現場で使われる重機は多種多様です。例えば、土砂を掘削する際にはブルドーザや油圧ショベル、運搬にはホイールローダなどが使われています。重機は特殊な作業に用いられるため、操作するには専用の免許が必要です。免許は数日で取得可能ですが、特定の免許や重機の操縦経験がある場合は取得期間を短縮できます。
仮設工事の重要性
仮設工事は、本格的な工事へ入る前に、設備や施設を設置するための工事です。直接仮設工事と共通仮設工事に大別可能で、仮設の足場やトイレ、現場事務所の設置工事などを行います。仮設工事は施工管理技士の仕事の一つであり、工法や安全・衛生に配慮した施工計画が求められます。
下請けと元請けの違い
建設業界でよく耳にする元請けと下請け。元請けは、発注者(顧客)から直接工事の仕事を請け負う会社のことをいいます。対する下請けは、元請けが受注した仕事の一部または全部を請け負う会社です。元請けと下請け間では金銭に関するトラブルが起こりやすいため、契約内容は書面で残すなどの対応が求められます。
施工管理技士の服装
施工管理技士は、出向く場所によって服装を変える必要があります。オフィスへ出勤する場合、基本的な服装はスーツですが、現場へ行く時には作業服を着用するのが一般的です。なお、夏場など暑い時期に現場で仕事をする際は、空調服も候補に入れるとよいでしょう。
労働基準監督署による
臨検の対応方法とは?
臨検は、労働基準監督署が実施する調査のことで、労働関連法規への違反の有無を調べます。臨検の際は帳簿・資料の提出が求められるほか、従業員へのヒアリングも実施されます。もし労働基準監督署による改善指導・指示が行われた時は、速やかに対応する必要があります。
ビル設備管理の仕事内容とは?
必要な資格についても解説
ビルの設備管理の仕事は、主に設備の点検やメンテナンス、施設の巡回などです。もし設備に不具合が生じた場合、対応可能な範囲で修繕したり、専門業者を手配したりする役割も担います。ビル設備管理の仕事に必須の資格はないものの、一部の資格は需要が高く、就職やキャリアアップで役立ちます。
施工図・施工計画書・
設計図の違い
施工図は、作業員が現場を施工するために必要な図面で、主に施工管理技士が担当します。施工計画書は施工内容や工法、安全対策などを記した書類のことで、主任技術者や監理技術者が作成します。設計図はデザインを記した図案で、内装や外装の仕上げ方法や寸法などが記載されています。
雨の日に施工管理が
やるべき業務とは?
雨が降ると、工事現場の作業員は休みになるのが一般的です。一方、施工管理技士はデスクワークを中心とした仕事をこなします。例えば、工事の進捗状況の確認や予算管理、図面の確認・作成などです。また、クライアントとの打ち合わせや、次の工程へ向けた準備も施工管理技士が行います。
施工管理の専門用語
建設業界では、地耐力や容積率など、さまざまな専門用語が使われていま。施工管理技士には、こうした専門用語を理解し、正しく使うための知識が求められます。仕事の効率や、オフィス・現場でのコミュニケーションにも影響しますので、しっかりと覚えておきましょう。
施工管理の書類
現場の施工管理を担う施工管理技士は、さまざまな書類を作成・提出する作業も行います。施工管理において求められる書類は、施工計画書や施工体制台帳、安全点検表などがあります。施工管理技士が作成する書類は工事全体に影響しますので、その時の状況に合わせた適切な書類の作成が求められます。
運転免許は施工管理技士に必須?
施工管理技士として働く場合、運転免許は必要と考えておきましょう。例えば、便者やバスで移動できない現場へ向かう時など、車の運転が求められるシーンは多々あります。なお、運転免許はAT限定とMTがありますが、トラックを運転するケースを見越してMT免許を取得しておきましょう。
ボーリング工事における
施工管理技士の役割
地質の状態や天然資源の有無などを調べるボーリング工事。施工管理技士は、ボーリング工事の施工方法の立案や状況の把握など、さまざまな業務をこなします。ただし、ボーリング工事の管理業務は知識と経験が求められます。携わりたい方は、他の現場案件を通して、施工管理技士としての経験を積んでおきましょう。
公共工事と民間工事の違い
工事は、大まかに公共工事と民間工事に分けられます。公共工事は国や都道府県、市区町村などが発注する工事の総称です。道路や橋などのインフラや、公道に埋まった配管の工事などが該当します。対する民間工事は、民間企業が発注する工事全般をいいます。一戸建てやマンションなどの住居や、商業施設・オフィスビルの建設工事などが該当します。
施工管理技士の転職先候補
「施工管理技士としてもっと活躍したい」、「もっと条件が良い現場で働きたい」、「チームとしての仕事がしたい」など、転職する動機は人それぞれです。現在、施工管理の技術者として働いている方に向けて、転職先の候補についてまとめました。
派遣社員と正社員の違い
労務管理をする
会社が違う
直接雇用である正社員の労務管理は、所属している会社が行います。一方、派遣社員の労務管理は、派遣会社と派遣先企業の2社が責任を分担して行います。労働時間や休憩、時間外・休日労働については、派遣先企業が管理を行います。派遣会社の管理範囲は、賃金の支払いや有給休暇、業務中や通勤中のケガ、健康診断などです。
第三者的立ち位置の
相談者がいるか
職場でパワハラ・セクハラのような不当な扱いを受けたり、待遇の改善を要求したい気持ちがあったりするときに、派遣社員には相談できる相手がいます。それは、派遣会社のスタッフです。派遣社員の所属は派遣会社なので、問題やトラブルがあったときには、自社のスタッフを守るために派遣会社が動いてくれます。どうしても職場の人間関係が上手くいかない場合は、別の職場を派遣会社から紹介してもらう選択肢もあります。
会社として社員の
スキルアップを望むか
企業は、自社の正社員がより有望な人材になることに期待して、育成に必要な時間・費用を積極的に投資します。対して、派遣社員は、人出が足りないときの補充要員の位置づけです。自分から新しい仕事を求める姿勢を見せないと、いつまでも決められた仕事をやり続けるだけの存在になってしまうかもしれません。現在は、派遣会社でも、フォローアップ研修を行ったり資格支援制度が設けられていたりします。キャリアアップを望む方は、有効的に活用しましょう。
未経験でもなぜOK?
施工管理を始められる理由
施工管理は経験不問な求人も多いです。専門知識が必要そうな仕事なのになぜ未経験者OKなのか、その理由について紹介します。
特別な資格がなくてもスタートできる
施工管理技士は国家資格ですが、この資格は実務経験がなければ取得できません。専門の学科を卒業した人も未経験者も、まずはみんな無資格からキャリアをスタートすることになります。
そのため、施工管理を募集している企業では、数年間の実務経験で人材を育てる流れや制度が確立している会社も多いです。未経験者を受け入れる土壌が整っている企業が多いのです。
建築業界は人手不足
建築業界は高齢化による大量退職や若手不足といった課題から、業界全体で人手不足が深刻化しています。さまざまな職業の中でも特に人材のニーズが高く、人材の採用・育成に注力しています。
近年では再開発やインフラ整備、万博等の大型イベント関連の工事が増えていることから建設市場の活況が続く見込みです。そのため、今後も工事現場に配置する施工管理の求人も多く発生すると予想されます。建築業界は、現在売り手市場の業界なのです。
2024年問題に備え、
働き方改革が進んでいる
以前は残業時間の多さや休日数の少なさが課題となっていましたが、近年では業界団体や大手企業を中心に働き方改革が進んでいます。その一環として行われている取り組みが、「施工管理技士を増員して一人にかかる負担を減らす」ということ。
2024年からは、時間外労働の罰則付き上限規制が適用されます。その関係もあり、施工管理の人材採用が活発化しています。
未経験でもチャレンジしやすい!
施工管理技士に向いている人
コミュニケーション力がある人
施工管理技士は、基本的に人との調整・交渉を行う仕事です。スケジュール・予算交渉や現場作業者への指示出しなど、自らが動かなければならない場面も多いです。また、職人さんの中にはプライドが高く頑固な人や、なかなか自分のことを認めてくれない人もいます。一方的に指示を出すだけでは誰も付いてきません。そのため、相手に合わせたコミュニケーションが大切になってきます。どのような相手でも潤滑にコミュニケーションがとれるコミュニケーション力がある人が向いていると言えるでしょう。
仕事関係者だけでなく、施工管理技士現場付近の住民への説明も仕事の内です。丁寧で真摯な対応はもちろん、どんな相手にも歩み寄りの姿勢が取れる人や上手に信頼関係をつくれる人は現場で重宝されるでしょう。
臨機応変に対応できる人
施工管理技士が行う仕事は、工事スケジュールや予算などを決めて計画通りに工事を進めることです。それには計画的に進める能力が必要。それと同時に状況に応じて臨機応変に対応できる能力も非常に重要です。
綿密な計画を練ったとしても、荒天や急な人員不足、作業ミスなどさまざまな要因で予定の変更は起こります。どのような状況になっても、納期・予算を超過しないような対応が必要となってきます。状況が変わるごとにパニックになっては大変です。周囲に相談するなどしてもよいでしょう。機転を利かして、解決策を見つけることができる人が施工管理技士に向いています。
リーダーシップがある人
施工管理技士は工事現場にいる大勢の作業員をまとめなくてはいけません。あやふやで自信がない指示だと作業員は不安になります。リーダーシップを発揮し、的確な指示ができれば作業は円滑に進んでいくでしょう。
単に指示をするだけではなく、工事現場全体の様子や作業員の状態を良く見て、作業員のやる気を引き出せるような声かけができると更に良いです。施工管理技士は、現場をうまくまとめ上げることができるリーダーシップがある人に向いている仕事です。
前向きに努力できる人
未経験からスタートした場合、求められるのは「専門知識の習得」と「施工管理技士資格の取得」です。忙しい中でも先輩に話を聞いたり、受験勉強したりできる人は施工管理技士に向いていると言えるでしょう。資格取得支援制度として資格取得のためのサポートをしている会社も多くあります。
また、現場が変わるごとに必要な工事の知識は変わります。新しい技術や素材などの情報収集も必要です。新人のころはもちろん、経験を身に付けた後でも前向きに努力し、知識を習得しようとする姿勢を続けることが大切です。
未経験から転職!
施工管理技士の求人の探し方
未経験であってもチャレンジしやすい施工管理の仕事。実際に未経験から施工管理の面接を受けたい場合、どのように求人を探せばいいのかを紹介していきます。
派遣求人から探す
未経験からスタートする施工管理の求人検索には、ネットの求人サイト情報やハローワーク、転職・派遣エージェントに登録するなど、さまざまな方法があります。未経験の場合は、いきなり現場に立つわけにいかないため、研修制度が充実した会社に入社するか、派遣会社に登録して徐々に仕事を覚えていく必要があります。
施工管理技士になりたいが建設業界は全くの未経験、という条件であれば、建設業界に強く、研修制度の整った派遣会社に登録するのがおすすめです。人材を育てた経験を持ち、豊富な派遣先のコネクションのある派遣会社であれば、条件や目的に合う派遣先を紹介してくれるだけでなく、派遣された後の悩みごとなどアフターフォローもケアしてくれるからです。
「未経験×施工管理」で探す
インターネットの求人サイトで検索する場合は、「施工管理 未経験」というキーワードで検索してみましょう。未経験者を含めた求人を実施している会社を見つけやすくなります。
ヒットした会社の募集要項を確認する際は、給与面だけでなく、研修制度や教育制度の内容に着目してください。未経験から人材をきちんと育ててくれる企業であれば、基礎知識を習得するための研修制度や現場での指導、資格取得に向けての教育サポートをしっかり行ってくれます。
職種で探す
一口に「施工管理」と言っても、施工管理の名称が付く職種は下記のようにさまざまな分野があります。
- 建築施工管理
- 土木施工管理
- プラント施工管理
- 電気工事施工管理
- 電気通信工事施工管理
- 建設機械施工管理
- 管工事施工管理、など
転職サイトでの検索キーワードに「施工管理」だけを入れてしまうと、たくさんの求人数がヒットしてしまい、ターゲットを絞り込むのに苦労します。そのようなことにならないよう、自分がどのようなタイプの工事に携わりたいのか、興味のある分野はなんであるのかを明確にして検索してみましょう。
待遇で探す
未経験者の人が「施工管理技士」を目指す場合、先に述べた通り研修制度や教育制度の充実した会社を選ぶことが大切ですが、その条件に加えて待遇・福利厚生をチェックすることも重要です。
給与や賞与、昇給、残業手当、資格手当などの収入面や、勤務エリア、休日数、社会保険完備、休日出勤の有無、資格取得支援制度、住宅補助や寮の完備など、必要とされる福利厚生が整っているか確認してください。ただし、あまり多くの条件にこだわると選択する企業がなくなりますから、優先順位を決めて絞り込むようにしましょう。
未経験から転職を成功させる!
施工管理技士の志望動機
未経験からでも目指せる施工管理ですが、スキルや経験が乏しい未経験者が転職を成功させるには、履歴書や面接でどのようにアピールすれば良いのでしょうか?
やる気・意欲を伝えることが大切
未経験者からの応募を受け入れている企業の多くは、施工管理技士という仕事へのやる気や意欲を重視する傾向にあります。なぜなら、未経験者を受け入れるということは一からの教育が前提となるため、企業としても積極的に学ぶ意欲のある人材を採用したいからです。
未経験者が施工管理技士への転職を目指すのであれば、「経験を積んで一日でも早く御社に貢献したいと思っています」「経験を積んだら施工管理技士の資格を取得したいと考えています」といった、企業側が未経験者に求める人物像をベースにアピールすると良いでしょう。
スキルや経験がないからこそ、それらを補うための仕事へのやる気や意欲が十分にあることを伝えることが大切です。
なぜ「施工管理」に興味を持ったのかを明確に
施工管理に限らず、建設業界はキツイ仕事というイメージを持たれがちです。働き方改革は進んでいるものの、施工管理の仕事は業務量が多く、責任も大きいのが現状。採用する企業としては従業員にはなるべく長く働いてもらいたいので、応募者が業界未経験だと「すぐに辞めてしまうのでは?」と採用に慎重になることもあります。
そのため、「なぜ施工管理の仕事に興味を持ったのか」といった理由を明確にしてアピールすることが大切になります。また、施工管理技士になったら頑張りたい仕事や取得したい資格などの将来のビジョンも一緒にアピールすると、仕事に対する意欲がより伝わりやすくなります。企業が業界未経験者に抱く不安をできるだけ少なくするような志望動機を意識しましょう。
なぜ「貴社」でなければいけないのかをアピール
施工管理の仕事を扱う数ある企業のなかから、なぜ応募した企業を選んだのかのアピールも重要です。そのためにも、応募前には企業研究をしっかりと行っておきましょう。
企業研究を行う際は志望先企業のホームページをチェックすることはもちろん、同業他社との比較も必須。他社にはない強みや魅力を把握することで、志望動機により説得力が生まれ、熱意を効果的にアピールできます。
ただし、志望先企業が目指している未来と自分のやりたいことが合っていないと、企業研究不足とみなされやすいため注意が必要です。自分がやりたいことを知るためにも、企業研究と合わせて自己分析も行っておくことをおすすめします。
企業研究は、求職者にとっても自分に合った企業かどうかの良い判断材料になるため、しっかりと取り組むようにしましょう。
未経験からいざ挑戦!
施工管理技士へのステップ
こちらでは、実際に未経験から施工管理技士を目指すには、どのような過程で進めて行けばよいかを順番に紹介していきます。
1.求人情報収集
施工管理のカテゴリーに限りませんが、転職を成功させるためには情報を収集することが重要です。より多くの情報があったほうが、自分の希望する条件に合う企業を探す可能性が広がるからです。
幸いなことに施工管理技士は求人数が多いカテゴリーです。「施工管理・未経験・エリア・派遣」など、いくつかのキーワードで絞り込みをかけて検索しましょう。
手軽なのはインターネットの求人サイトですが、それだけでなくハローワークや転職エージェントを利用して情報を集めてみてください。特に建築業界専門に扱っているエージェントの場合は、自社だけで取り扱っているクローズド案件もあります。また、転職成功のための的確なアドバイスを得られる可能性も高いです。
2.志望動機・自己PRを準備
気になる求人を見つけたら、採用されるための準備へとコマを進めます。
履歴書と職務経歴書のほか、自己PRや志望動機などの応募文の作成と面接対策を準備しましょう。施工管理の経験がない場合は、なぜ施工管理を希望するのかという志望動機を具体的にまとめて、その気持ちを相手に伝えることが大切です。
書類審査に通ったら面接に向けて「施工管理の仕事に関する興味」や「将来の展望」、「貴社である必要性」などを自分の言葉でアピールする練習を重ねてください。施工管理の仕事はコミュニケーション能力も必要不可欠なため、会話力も自己PRのひとつです。
3.入社後はとにかく経験を積むべし
未経験入社の場合、企業側は建設現場や施工管理で働くための研修やOJTを用意しています。学びの機会を無駄にしないように基礎知識をしっかりと習得し、現場研修では先輩たちがどのように仕事を進めていくのか吸収していきましょう。
わからないことは積極的に質問し、できるだけ早く独り立ちできるように経験を積んでスキルを高めてください。
4.資格取得はキャリアアップにつながる
仕事に就いて慣れてきたら資格取得にチャレンジしましょう。施工管理は資格がなくてもできる仕事ですが、今後の仕事の幅を広げたいのであれば「施工管理技士」の資格を得ていたほうがキャリアアップや給与アップにもつながります。
多くの企業ではスキルアップのための講座を用意していたり、専門学校と提携していたり、eラーニングなどで学べる環境を整えています。授業料や受験料の援助や全額負担などで資格取得を推奨している企業が多いので、ぜひ利用してください。なお、施工管理技士の受験資格は、最終学歴や指定学科、実務経験年数が関わってきます。
また、施工管理技士以外にも、建築系の管理では「電気工事施工管理技士」や「建築施工管理技士」「土木施工管理技士」「建設機械施工技士」などのキャリアアップにつながる資格はいくつもあります。将来の方向性を見据え、積極的に資格を取得しておきましょう。
5.昇格・転職でさらなるキャリアアップ
施工管理技士は業務内容の幅が広いのが特徴です。より大きなプロジェクトを手掛けたいという希望があるのであれば、施工管理技士1級や2級の資格を取得して大手ゼネコンに転職する方法もあります。
施工管理技士の評価は資格の保有と現場をいかにスムーズに回せるかという実力主義。未経験からのスタートであっても、現場でのキャリアとスキルを磨けば昇格やより優れた条件の転職へとつなげることができます。