公開日:|更新日:
ゼネコン
このページでは、施工管理技としてゼネコンで働くメリットやデメリット、年収相場についてまとめています。
ゼネコンで働く
メリット&デメリット
メリット
ゼネコンは大規模な建築物や特別な建築物に関わる機会が多く、競技場、大規模工場、大型ショッピングモールといった建築物を創出しています。
新しい技術に触れ合えるのもメリットのひとつ。とくに大手ゼネコンでは技術革新に余念がなく、3D技術やAIなどを取り入れています。建築の進化に触れながら仕事ができるので、そこにやりがいを感じる人も多いようです。
あとは給与水準の高さ。やはり大規模な建築物を長期にわたって建築していくので、忙しいときは少なくありません。そのぶん、給与は高くなる傾向にあります。
デメリット
全国に仕事を抱えているため、地方の仕事を請け負うこともあり、単身赴任などになる場合も多いのが、ネックになるかもしれません。
ゼネコンの年収相場
ゼネコンではその企業規模などによって異なりますが、570万円~820万円程度が平均年収です。
戸田建設や長谷工コーポレーションといった大手ゼネコンの平均年収は、700万円台後半~800万円台前半、売上高単独で1兆円を超える鹿島建設や清水建設などのスーパーゼネコンにもなると、平均年収が850万円以上に上がります。かなり幅が広いため、希望の企業を事前にチェックすることをオススメします。
(編集チーム独自調査 2019年5月時点)
そもそもゼネコンとは?
「ゼネコン」とは、英語の「General contractor(ゼネラルコントラクター)」を略です。日本語では「総合的な請負業者」という意味になります。
日本の建設業界はピラミッド型の階層になっていて、そのピラミッドの一番上には「スーパーゼネコン」と呼ばれる最大手の5社、鹿島建設・清水建設・大成建設・大林組・竹中工務店がいます。その下がゼネコンで、そのまた下にサブコンが存在する形となっています。
ゼネコンは土木建築の仕事を請負い、その工事を管理することが仕事です。実際の工事は下請けのサブコンが行なっています。
ゼネコンとデベロッパーの違いは?
ゼネコンと同じように開発事業を行う企業として、「デベロッパー(developer)」があります。ゼネコンと混同されがちなデベロッパーですが、違いはどこにあるのでしょうか?
両者の大きな違いは、ゼネコンが建設や土木などの建設工事を請け負う施工業者であるのに対して、デベロッパーは工事を発注する側だということ。建設そのものの企画から、土地の仕入れ、設計、さらには完成後の運営までがデベロッパーの事業内容です。
つまり、デベロッパーが企画した建設事業を形にするのが「ゼネコン」ということになります。どちらも、公共施設や商業施設、住宅などを供給する社会に欠かせない存在です。事業が大規模になるほど、両者共同の質が高い工事が求められます。
デベロッパー特有の事業内容は?
デベロッパーは、住宅やマンションの供給をはじめ、総合アミューズメント施設やリゾート施設、ホテルや公園など、様々な開発事業を展開。不動産事業を展開している場合もありますが、企業によって取り扱っている建物の種類は異なります。
デベロッパーには、東急不動産を代表する「私鉄系」、三井不動産や住友不動産などの「財閥系」、また野村不動産と言った「金融系」など、様々な種類があります。いずれも開発事業の企画だけでなく、広告や営業から運営まで幅広く手掛けています。
ゼネコン特有の事業内容は?
ゼネコンは、デベロッパーが企画した開発事業の建設業務を請け負います。デベロッパーが準備した設計図や土地をもとに、建設業務を行うのです。そのため、一般的に開発事業のゼロからの企画やその販売、広告運営の展開といった範囲までは行いません。
手掛ける建設物は多岐に渡り、ダムやトンネルなど社会インフラの構築にも携わっています。しかし、全てのゼネコン業者が土木・建設のどちらも請け負っているわけではなく、どちらか一方の施工しか対応していない業者もあり、その事業内容は様々です。
互いに協力して事業を進める
街の再開発や大規模な土地開発となれば、デベロッパーにとってゼネコンは欠かせない存在です。街のメルクマールとなる施設や周辺の住宅地の開発、そこに必要なインフラの整備などは、ゼネコンとデベロッパーが互いに手を結んで実現されるものです。
大きな開発事業は、地域の活性化も担うもの。観光客の増加や、地域経済への貢献など、開発プロジェクトが地域に多大な影響を及ぼすこともあります。
ゼネコンとデベロッパーはどちらも開発事業に欠かせないもの。だからこそ、その違いを理解し、それぞれの役割を果たすことが大切なのです。
施工管理技士として働ける
ゼネコンをピックアップ
清水建設
無資格・未経験でも
働ける?
ゼネコンでは専門知識が求められることも多く、施工管理技士や建築士などの資格はもちろん、技術も取得していないと設計の仕事に就くのは難しくなります。
異業種からの転職の場合は、30歳を過ぎるとゼネコンへの転職は難しくなる傾向にあるようです。
ゼネコンに入る裏技は「派遣」
無資格・業界未経験での転職は難しいゼネコン。それでも、ゼネコンの施工管理技士として働きたいという方は、まず未経験採用に積極的な建設コンサルタントの派遣会社からスタートしてみてはいかがでしょうか。
派遣会社では研修やフォロー体制が充実しているため、施工管理技士として成長できる土壌が整っています。また、派遣なので大手ゼネコンと仕事をする機会も多く、そこで信頼を掴めば正社員としての引き抜きの声がかかることも少なくありません。
施工管理技士の派遣会社勤務条件比較!
正社員派遣で安定と
キャリアアップ
コンストラクション
大手ゼネコンへのキャリアチェンジも夢じゃない。
勤務時間 | 8:00~17:00 又は 9:00~18:00 |
---|---|
初年度 月収 |
22万円以上 ※未経験の場合の支給額 ※残業代は 別途支給 |
資格取得支援制度 | ![]() |
研修 対応数 |
24 |
配属後も
フォローアップ
してもらいたい
勤務時間 | 9:00-18:00 |
---|---|
初年度 月収 |
18万5,000円~ ※未経験の場合の支給額 ※残業代別途 全額支給 |
資格取得支援制度 | ![]() |
研修 対応数 |
19 |
期間限定で働きたい
勤務時間 | 記載なし |
---|---|
初年度 月収 |
25万6,700円~ ※固定残業代20~40時間分含む |
資格取得支援制度 | ![]() |
研修 対応数 |
6 |
※選定基準:施工管理技士の正社員募集をしており、未経験採用を行っている会社を選定
(調査日時:2021年6月)。