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独立・起業
施工管理技士の派遣会社勤務条件比較!
正社員派遣で安定と
キャリアアップ
コンストラクション
大手ゼネコンへのキャリアチェンジも夢じゃない。
勤務時間 | 8:00~17:00 又は 9:00~18:00 |
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初年度 月収 |
22万円以上 ※未経験の場合の支給額 ※残業代は 別途支給 |
資格取得支援制度 | ![]() |
研修 対応数 |
24 |
配属後も
フォローアップ
してもらいたい
勤務時間 | 9:00-18:00 |
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初年度 月収 |
18万5,000円~ ※未経験の場合の支給額 ※残業代別途 全額支給 |
資格取得支援制度 | ![]() |
研修 対応数 |
19 |
期間限定で働きたい
勤務時間 | 記載なし |
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初年度 月収 |
25万6,700円~ ※固定残業代20~40時間分含む |
資格取得支援制度 | ![]() |
研修 対応数 |
6 |
※選定基準:施工管理技士の正社員募集をしており、未経験採用を行っている会社を選定
(調査日時:2021年6月)。
いつまでも会社員として使われているのではなく、独立して一国一城になるのは誰しも一度見る夢でしょう。でも、果たして自分にできるのか?そんな不安から独立を躊躇する人も多いのではないでしょうか?ここでは、施工管理の分野で独立するために必要な準備と、そのメリット・デメリットを徹底的に分析しました。
現場管理が独立するために必要なのは?
会社をつくるか、フリーランスで働くか
会社を辞めて、自分の技術を武器にして働いていく、そのときに最初に考えるべきは、自分の会社を設立するか、フリーランスの立場で働くか。
いずれの場合も(自分が建築主から直接仕事を請ける元請けで場合でない限り)大手ゼネコンなどの建設会社から仕事を請けて働きます。
忘れてならないのは、建設会社といっさい契約のないフリーな現場監督は、監理技術者や現場代理人になれないと法律で定められている点です。
この場合は、建設会社と期間契約を結んで働くので「完全にフリー」とはいいにくいかもしれません。
会社設立のために必要な資格は?
さて、独立して施工管理技術者として会社設立するためには2級以上の施工管理技士の資格が必要になります。
また、建築主から直接仕事を受注する元請け企業をめざすなら2級以上の建築施工管理技士の資格が求められます。
さらに、土木工事を行う企業を設立するには2級以上の土木施工管理技士の資格が必要になります。
そのほか、会社設立に必要な注意点は?
近年は、株式会社を設立するための条件は、相当に緩和されてきました。しかし、それでも雑多な作業や繁雑な手続きは残されいます。
まず株式会社の設立には登記が必要となり、最低でも定款認証費用5万2千円と登録免許税15万円の出費は必須です。
また、会社としてある程度の信頼感を得るためにはオフィスを借りて、最低限でもデスクとパソコン、図面作成のためのソフトウェア、打合せスペースの設置が望まれます。
受注する工事の種類によっては、移動用の車両が必要になり、荷物を運ぶ軽トラックが必要になる場合は、ばかにできない出費となります。
もう一つ忘れていけないのは「確実に仕事がとれる」確信ができてから独立に踏み出す人脈づくりです。会社を設立してから見ず知らずの建設会社に営業しても仕事を獲得できる可能性はあまりありません。
「○○さんが会社をつくるなら、いつでも仕事を出してあげるよ」と言ってくれる見込み客の2つや3つや4つや5つ用意してから会社設立に踏み出せば、リスクも少なくなるでしょう。
独立するメリットはどこにある?
努力次第で収入アップ!
単純に考えて、建設会社からいままで属していた会社と同じ料金で受注して、同じだけの日数働けば、売上は、いままでの倍にはなる計算です(実際には、さまざまな経費が自費になるので、それほどにはなりません)
また、努力して人を雇って事業を拡大していけば、さらに飛躍的に収入増が望めます。
やりたくない仕事は避けられる場合も
どんな会社で働いていても「この相手とは仕事をしたくない」と感じてしまう得意先や担当者と出会います。
会社員の場合、会社が請けると決めたときには、なかなか「いやだ!」と断れないでしょう。
これが自分の会社だと、自分の判断で仕事の辞退も可能です。あまりトラブルが多い顧客だと、仕事をするだけ赤字になる場合もあるので、その判断をできるのも大きなメリットといえます。
とはいえ、あまり好き嫌いで仕事を断っていると、収入が激減するので注意も必要!
職場の人間関係から解放される
同じ会社のなかにも「この人だけは100年たってもわかり合えない」人はいます。その人が上司だったときには、どちらかが会社を辞めるまで最悪な人間関係がつづいてしまうケースもあります。
とりあえず、自分の会社なら上司にあたる人はいないので問題は解消します。また、部下にあたる人材を採用する場合にも、自分の考えに共鳴してくれる人を集めて強力なチームワークを生み出していけます。
この点についてもリスクはあり「考えに共鳴」と「好き嫌いで選ぶ」を混同してしまうと、会社が単なる仲良しグループになってしまい企業力低下に結びつくので気をつけなくてはいけません。
独立するとき気をつけるべきデメリットはなんだ?!
軌道に乗るまで収入が不安定
独立して自分の力で働くときには、よくも悪くも努力次第、働いた分だけお金が入る、わかりやすい構図になります。
しかし、季節間で建設工事の量は大きく変化し、年度末には複数の引き合いがあって体がいくつあっても足りない状態になる一方で、繁忙期をすぎると2、3ヵ月も仕事の話が一つも入らないケースもあり得るのが世のなかの常。
会社員の間は仕事がなくても給与をもらえていましたが、独立すれば給与ゼロどころか固定費のぶんだけマイナスになります。
そのときになって必死で営業をしても、条件のいい仕事が見つかる機会はまずないでしょう。
日頃から仕事の「農閑期」のための準備を怠らない努力が求められます。
交渉力がないと、条件はどんどん悪くなる
会社員の間は仕事の受注までのプロセスは営業部門が担当してくれるケースがほとんどです。
また、勤務環境などでどうしても受け入れられない要求があった場合には、会社を通しての交渉で解決が図られていきました。
ところが自分の会社になると、これらの交渉はすべて自分にふりかかってきます。
施工管理技術者のなかには、技術には自信があるが口下手で交渉は苦手な人も多いようです。できれば交渉ごとは避けたいタイプの技術者は、じっくりと考えて進路を決めた方がいいかもしれません。
現場での鋭い判断力が求められる
独立前には建設現場を見回してみれば同じ会社の社員が何人かいて、持ちつ持たれつ、助けたり助けられたり相談したりができるケースが多いでしょう。独立すると一人っきりで、すべてに対応する立場になります。
「おれ、これ苦手だから(同じ会社の)誰々にたのむ」と助けを求める解決法ができなくなり、幅広い施工管理業務すべてを完璧にこなす仕事ぶりが求められます。独立は急がずに、たくさんの経験を積み、全体的な目配りができるようになってからがいい、と、よく言われるのはこういう理由によります。
まとめ:独立は慎重かつ大胆に決断すべし
派遣社員を経由して、実力を付ける道もあり!
独立してバリバリと働いている人を見ると「自分も!」と思う人も多いでしょう。とくに現在の会社や仕事に不満がある場合には、勇気を持って一歩を踏み出そうとする人も多いはずです。
しかし、忘れていけないのは、魅力と同時にリスクも大きいのが独立。成功者と同じ数だけ失敗者もいるシビアな世界といえるでしょう。
会社員から一歩踏み出して、組織に縛られたくない生き方をしたいなら、派遣社員として働く選択肢もあるかもしれません。
派遣社員の仕事なら、多くの場合契約時に現場の種類や性質を確認した上で仕事ができます。また、週休2日制、残業制限、有給休暇などの労働環境も整備されているので、無理して働いて体を壊すリスクもありません。
いずれにしても一度の人生。慎重に大胆に熟慮した上で一歩を踏み出してください。