施工管理技士が知っておきたいミスのときの対応
目指すキャリア別!
施工管理技士の
派遣会社3選
施工管理技士としてのキャリア形成は、単に現場でのスキルを磨くだけではありません。豊富なキャリアの選択肢や専門性の追求、さらには海外での活躍を目指すことも可能です。しかし、どの派遣会社を選ぶかによって、その道が大きく左右されることも事実です。
「多様なプロジェクトを経験してキャリアを広げたい」「専門領域に特化してスキルを深めたい」「海外でチャレンジしてグローバルな視点を養いたい」— それぞれのキャリアニーズに応える派遣会社を厳選してご紹介します。
豊富な選択肢から
自分に合う工種を見出したい
コンストラクション
派遣できる工種
建築・土木・電気・プラント
資格支援内容
- 案件の領域バランスが良く、幅広い仕事のマッチングが可能
- 資格取得のサポートがあるので、経験を積みながら手に職を付けることができる
土木の分野で専門性を深めて
キャリア形成をしたい
派遣できる工種
土木
特徴
- 大手ゼネコン直取引で土木建設業・工事に特化しているため、土木分野のスキルを活かして大型案件にも携われる
- 職場を紹介してくれるので、転勤など働く場所を変えたくない方におすすめ
海外勤務を視野に入れた
経験を積みたい
派遣できる工種
建築・土木・電気
特徴
- 政府開発援助を含む、海外案件の派遣実績あり
- 電話面接や面接同行のサポートがあるので、面接の成功率を上げたい方におすすめ
どんなに気を付けていてもミスは発生してしまうもの。そこで、施工管理技士なら知っておいた方がよいミスが起きてしまったときの対応についてまとめました。
ミスが起きたらまずやること
二次被害を防止
まずは、二次被害を防止することが大切です。施工管理技士として仕事をしていると、必ず何らかの失敗やミスは起きてしまいます。すでに発生してしまったことをなかったことにすることはできません。そのため、意識を次に向ける必要があります。
ひとつのミスが起きてしまうと、更にミスが誘発されてしまったり連鎖的にトラブルが起こる場合があります。そんなことにならないよう、未然に二次被害を防ぐ施策を講じましょう。
ミスの報告
ミスが起きたらすぐに直属の上司などに報告しなければなりません。叱られるかもしれませんが、報告はなるべく早い方がよいです。隠しておいてもいずれ発覚しますし、ミスの内容によっては取り返しのつかない事態を招いてしまうこともあります。
自分だけで抱え込んでもろくな結果になりません。どんな人でもミスをする可能性はあるのですから、まずは正直に事実を報告することが大切です。その後、上司とともに解決へ向けての打開策や再発防止の仕組みについて考えるようにしましょう。
ミスが起きたあと
まずは冷静になる
ミスが起きてしまった場合、パニックにならずとにかく冷静になりましょう。現場責任者という立場から、必要以上の責任を感じてしまう人も中にはいると思います。反省することは大切ですが、自らを責めてばかりいてもミスがなくなるわけではありません。
冷静な状態でないと、それこそ二次被害を招きやすくなります。例え大きなミスを犯してしまったとしても、まずは深呼吸して冷静になりましょう。
損害状況の確認
現場を俯瞰して見ることも必要です。起きたミスが工事全体にどのような影響を与えるのか、損害状況について即座に見極める必要があります。ミスの内容がコストに影響を与える場合は、直ちにその金額を計算しなければなりません。元の状況に戻すためにはいくら必要なのか考えましょう。
工事全体を管理する施工管理技士だからこそ、ミスの影響範囲に応じて適切な施策を検討し、工事を円滑に進めていく必要があります。
お詫び対応
勝手に判断しない
ミスが発生すると基本的にクライアントや関連企業へ謝罪する必要がありますが、そこは状況に応じて行うことになります。重要なのは、謝罪する必要があるのかないのかを正しく判断すること。もしかすると、クライアントや関連企業側に問題があってミスが起きた可能性があります。そうだった場合に自己判断で謝罪してしまうと、自社や自分の責任にされてしまうことも。
無用な責任を負わないためにも、自分の判断だけで勝手にお詫びしてはいけません。自社の上司に相談し、判断を仰ぐようにしましょう。
誠意を込めて謝罪する
もし自分に責任がありクライアントや関連企業に謝罪しなければならない場合、誠意を込めて謝罪するようにしましょう。形だけの謝罪では相手は納得してくれません。謙虚な姿勢で相手側と向き合って下さい。感情的になるのはNGです。
現場監督という立場から冷静に、かつ気持ちを込めて謝罪することが大切です。
改善策・対策も一緒に伝える
謝罪は大切ですが、謝るだけでは子どもの喧嘩と同じです。相手方は謝罪より、どう責任をとり、今後どのような対処をしていくのかに関心を向けています。そのため、謝罪とともに改善策・対策も一緒に伝える必要があります。
謝罪に訪れるまでの間になぜミスが起きたのか整理し、改善策や善後策についてもまとめておきましょう。謝罪が受け入れられたら、今後のプランについて伝えます。改善策・対策が不十分だと、いくら誠意を込めて謝罪しても意味がありませんので気を付けましょう。
組織として再発防止に取り組む
ミスの原因の追究・体制の見直し
ミスが起きてしまった場合、一番大切なことは今後同じミスを繰り返さないことです。そのため、起こったミスについて原因を追究し、明確にしておく必要があります。
もし人員の配置などに問題があったなら、増員や割り振りの変更などを考えた方がよいでしょう。ヒューマンエラーによるうっかりミスならば、チェック体制を強化すべきです。現場のルールやマニュアル自体に問題があったならば、体制について根本的な見直しが必要かもしれません。ミスの原因を正しく分析し、同じミスが起きないように組織全体として変わっていく必要があります。
ミスを全体に共有
ミスを全体に共有することも大切です。ミスをしたらまず上司に報告しますが、監理者側だけで事態を共有しているだけで実際の現場スタッフが何も知らなければ、また同じミスを繰り返す可能性があります。なるべく早急にすべてのスタッフにミスの内容を伝え、現場での再発を防ぎましょう。
また、ミスが起こったことを現場スタッフと共有することで、現場の人間ならではの改善策の提案が聞けるかもしれません。こうした意見には納得できるものも多いので、よく耳を傾けるようにしましょう。現場の意見を取り入れることで業務が改善されるだけでなく、現場スタッフの士気が上がる効果も期待できます。
まとめ
なるべくミスは防ぎたいものですが、どんなに気を付けていても大なり小なりミスは起こってしまうものです。ミスをした場合、その後の対応が重要になります。慌てず状況を判断し、まずは二次被害を防止する対策を講じましょう。直属の上司への報告・連絡・相談を忘れず、再発防止に努めることが大切です。