施工管理はうつ病になりやすい?
目指すキャリア別!
施工管理技士の
派遣会社3選
施工管理技士としてのキャリア形成は、単に現場でのスキルを磨くだけではありません。豊富なキャリアの選択肢や専門性の追求、さらには海外での活躍を目指すことも可能です。しかし、どの派遣会社を選ぶかによって、その道が大きく左右されることも事実です。
「多様なプロジェクトを経験してキャリアを広げたい」「専門領域に特化してスキルを深めたい」「海外でチャレンジしてグローバルな視点を養いたい」— それぞれのキャリアニーズに応える派遣会社を厳選してご紹介します。
豊富な選択肢から
自分に合う工種を見出したい
コンストラクション
派遣できる工種
建築・土木・電気・プラント
資格支援内容
- 案件の領域バランスが良く、幅広い仕事のマッチングが可能
- 資格取得のサポートがあるので、経験を積みながら手に職を付けることができる
土木の分野で専門性を深めて
キャリア形成をしたい
派遣できる工種
土木
特徴
- 大手ゼネコン直取引で土木建設業・工事に特化しているため、土木分野のスキルを活かして大型案件にも携われる
- 職場を紹介してくれるので、転勤など働く場所を変えたくない方におすすめ
海外勤務を視野に入れた
経験を積みたい
派遣できる工種
建築・土木・電気
特徴
- 政府開発援助を含む、海外案件の派遣実績あり
- 電話面接や面接同行のサポートがあるので、面接の成功率を上げたい方におすすめ
うつ病を抱える施工管理技士
建築業界は、「忙しい」「休みがない」「残業が多い」などの激務なイメージを持たれていることが多い業界です。近年では、週休二日や長期休暇、残業の減少などに取り組む企業が増えてきていますが、実際に労働環境が厳しい職場があるのも事実。
うつ病は、仕事のストレスや人間関係などの悩み、睡眠不足が引き金となって発生しやすい病気と言われています。施工管理として働く環境の中には、休む間もなく働くほどの多忙な職場があります。その環境で無理して働き続けることによって、結果的にうつ病になってしまうケースが少なくはありません。
こんな自覚症状はうつ病の危険性大
うつ病の患者は増加中
厚生労働省が3年ごとに実施している患者調査によると、うつ病等の気分障害の総患者数は、1996年度の時点で44.1人でしたが、2014年度では111.6万人と大幅に増えています。現代でうつ病は、珍しい病気ではありません。
うつ病は早期発見が重要
自分がうつ病か気になる方は、自覚症状のチェックリストで確認してみて下さい。あくまでも目安のチェックリストですが、該当項目が多くてうつ病の可能性が高いと感じた場合は、すぐに医療機関で症状を見てもらいましょう。
- 気分が沈んでいる状態が続いている
- 身体がずっとだるくて疲れやすい
- 何事に対しても興味が持てない、以前は好きだった趣味が楽しめない
- ここ最近、集中力や決断力が低下している
- 自分の人生がつまらなくて無価値だと感じる
- 食欲がない、食べ物の味がわかりにくい気がする
- なかなか寝付けなくて、夜中や早朝に目覚めてしまう
- 音楽を聴いていても楽しい気分にならない
- なにをやるにしてもやる気がでない
- 「どこか遠くへ行きたい」「消えてしまいたい」と思うときがある
うつ病から立ち直るのは大変
回復するまでに時間が掛かる
うつ病は、一般的に回復するまでにある程度の時間が掛かる病気と言われています。症状が改善するまでの期間の目安は、3~6か月ほどです。ただし、人によっては1年以上の長い時間が必要な場合もあります。
また、うつ病は、再発の可能性が高い厄介な病気です。症状が少し良くなったからといって勝手に通院などを中断すると、症状の悪化や回復までの期間が長くなる恐れがあります。
うつ病は、再発の予防も兼ねて、時間を掛けてじっくりと向き合っていくことが重要です。
家族のサポートが重要
うつ病の主な対応方法のひとつが、薬物療法です。医師は、患者の症状や要望に合わせて適した抗うつ薬を処方します。薬の効果がでるまでの期間は、4週間~6週間ほどです。
ですが、患者が1か月以内に抗うつ薬を飲まなくなるケースが、実は少なくありません。理由は、副作用のつらさや症状が改善しないことへの苛立ちなど。また、うつ病の症状である何事にもやる気がでない点も、薬を飲まない行動につながりやすいです。
医師が薬が必要と判断している時期は、家族の方も一緒になって、患者が薬を飲み続けるための手助けをすることが求められます。
体験談
仕事中毒な上司の影響でうつ病寸前に
私の直属の上司は、年間休日が10日でした。休みの日にも、家にいるとやることがないからと言って、昼間から会社に出社するのです。朝は誰よりも早く会社に来て、夜は誰よりも遅く帰る人でした。仕事は誰よりもでき、クライアントからの信頼は厚い。しかし、上司の部下になってしまった私は、一瞬でメンタルの調子が悪くなっていきました。上司が帰るまで付き合い残業をする必要があり、上司が休まない以上、会社を休むこともできないです。
月の休みは4日あれば良い方でして、150時間以上の残業をこなしていました。気合と残業で仕事をこなすのが基本スタンスであるため、プライベートの時間が文字通りゼロになります。会社に自分の人生が全て取り込まれる感覚に陥り、精神的な自由も奪われそうに感じることで、うつ病一歩手前まで陥ることになりました。
引用元:建設業の転職(https://career-best.com/kanri-stress-experience)
退職を考えよう
もし、今の職場から環境の悪さを感じている場合は、退職を考えるのも一つの手です。施工管理では、仕事量の多さや人間関係のストレス、残業・休日出勤の多さなどが、うつを引き起こす大きな要因として挙げられます。
どの仕事でもある程度のストレスは付き物ですが、あまりにも「自分を押し殺す機会が多い」「休みが取れなくて、息をつく時間がまったくない」「休日は仕事のことしか考えられない」状態が続くと、やがてはうつ病を発症しかねません。
心身ともに疲弊している状態だと、いまの状況から抜け出せないと感じがちですが、実際はやめたり転職したりする手があります。我慢が続いてうつ病になる前に、環境を変えられることに意識を向けてみましょう。
転職はゆっくり考えよう
転職を検討するときは、一度将来や自分のやりたいことについて考えてみましょう。
施工管理として厳しい環境で働いている最中だと、そのことを考える時間や余裕が中々ないかもしれません。ですが、転職活動は、非常にエネルギーを使います。早い段階から頭の整理をしておくことで、いざというときには、フットワークよく動けます。
まずは、頭の中で考えていることを、箇条書きでメモやノートに書き出してみましょう。考えは、しっかりとしたものでなくて思いつきレベルのものでも構いません。書き続けることで、自分の進みたい方向が徐々に見えてきます。