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施工管理の魅力とは?

意義ある仕事で、高収入も得られる施工管理の魅力

古くて新しいワークスタイルとして施工管理の仕事が注目されています。従来の3K(キツイ・キタナイ・キケン)のイメージも大きく変わり、職場環境も劇的に改善されてきた施工管理の魅力について紹介します。

施工管理の魅力(1) どんな時代にも仕事がなくなる心配がない

21世紀は、ITの時代、急速な進歩と同時に、いままで必要とされていた仕事がどんどん消えてなくなっていきます。たとえば、プログラミングや機械設計に代表される技術の仕事や、編集やライターの仕事すらAIにとって代わられるリスクが予言されています。

こうしたなかで、何があっても絶対になくなる心配ない仕事が建設工事かもしれません。日本では都市部だけではなく、地方でも、これから多くの高層・中層ビルディングが必要となります。千差万別な建設物を構築する仕事の全面的なオートメーション化は、まず、ありえないでしょう。(部分的なオートメーション化はすでに進んでいます)

現在、とくに首都圏は2020年に向けて建設業界は大忙しの状況。今後、この状況は一段落するかもしれませんが、東京をはじめとする首都圏に建設会社の主力を持っていかれて建設が遅れている大規模開発が待ち構えています。

この点から考えても、今後10年間、建設業界の業績の急速ダウンは考えにくく、施工管理の仕事も安定して得られると考えられます。

施工管理の魅力(2) 仕事の成果が形に残る

仕事において大切な要素は、収入や休日数以外にもあります。そのひとつが「やりがい」ではないでしょうか。どんな仕事も、ときには苦しい。でも、やりがいがあるから続けられることも多いものです。

その点建設業界は、自分の仕事の成果が形になって何十年も世の中に残り、人々に影響を与えつづける価値ある仕事です。

はじめて会った人に「自分の仕事を説明する」とき、なかなか説明せずに困ってしまう職種の人も多いはずです。施工管理だったら、完成した建物の場所に連れて行って「あれです」と指を差して伝えることもできます。なかなか目に見えるもので語れる仕事は多くないので、建設業の特権といえるかもしれません。

建設業界の施工管理の仕事は、そんな特大の仕事の成果が、いつまでも街中に残る仕事です。

施工管理の魅力(3) 給与が比較的高め

たとえば、派遣事務の仕事を探していると、法令で決められた最低賃金約1,000円を提示されることもあります。

そんななか、ある調査では、土木施工管理の平均時給は派遣社員でも約1,800円と2倍近い数字が示されています。平均的に給与水準が高い業界といえるでしょう。

もちろん、多くの建設現場では暑い日も寒い日も雨の日もあり、ときにはキツイと思う場面もあるでしょう。

近年は完全週休2日制も定着し、希望しない残業は制限されるようになり、労働環境も改善されてきたなかで、この給与水準は有利であり大きな魅力といえるでしょう。

施工管理の魅力(4) 大きなチームのまとめ役となる手応え

とくに高層ビルの建設工事現場などでは、数十種類ものさまざまな分野の作業者が介在し、現場に訪れて作業をしては去って行く、そんなくり返しのなかで進んでいきます。

工事現場の仕事には順序があり、たとえば床を貼ってからでないと壁紙貼りの作業ができないなど、さまざまな制約のなかでスケジューリングをして、順序よく働いてもらってはじめて、完成度の高い建物が日程どおりに完成します。

この巨大なチームの中心、扇の要のポジションにいるのが施工管理技術者です。

工事期間中には、雨の日もあり雪の日もあり、発注していた資材の遅延や発送ミスもあります。思いもかけない設計ミスが発覚するケースもあります。

そんな危機的な状況にも、少しもあわてず(本当は少しドギマギしながら)対応策を考え、工事全体のスケジュールを本来の姿に戻していきます。

とても大きなチームの中心になって働く大役をこなせたときは、周りの人との気持ちよい連携、やりがいを感じずには得られないかもしれません。

施工管理の魅力(5) 社会に貢献していることが
身をもって実感できる

建設業は非常に社会貢献性が高い仕事です。「建設物がなければ生きることができない」と言っても過言ではないほど、私たちの生活とは切り離すことはできません。大変な仕事に直面していても、「確実に社会の役に立っている」「人々の生活を快適にすることができる」と感じる瞬間こそ、施工管理技士の魅力と言えます。

社会貢献度ができていると感じるのは、病院や学校といった公共施設の建設に関わるときが多いようです。人の命を救う医療も、立派な社会人を育てる教育も、それを行う施設がなければできません。こういった公共性の高い仕事は、建設業界にいなければ携わることはできないでしょう。建設現場は華やかな場所ではないかもしれませんが、なければならない「縁の下の力持ち」として社会に役立っている実感も、施工管理技士の大きな魅力なのです。

確かに、建設現場を指揮・管理する施工管理技士は、建物を完成させるために必要な調整や管理を行いながら、屋外の建設現場に立ち、大変な仕事です。しかしそんな苦労も、自分が担当した建物を利用している人々の姿を想像すれば、きっと報われることでしょう。

施工管理の魅力(6) 多様な人々と関わる
コミュニケーションの豊かさ

施工管理技士は、クライアント、施工業者、職人さんや、様々な世代にわたる作業員など、多様な人々と関わる仕事です。そのため、高いコミュニケーション能力を求められますが、逆に言えば、多様なタイプの人たちと交流することができる魅力があります。異なる立場や考え方の人々と意思疎通を行い、ひとつの建物をつくりあげる、建設事業を完遂させることができる施工管理技士の仕事は、豊かなコミュニケーションなくしては不可能な仕事。だからこそ、他の職業にはないやりがいもあるのです。

特に、ベテランの職人さんと粋なコミュニケーションができるようになれば、施工管理技士の仕事はよりやりがいを覚えることができるでしょう。職人さんと、現場で取り組んでいる仕事の話はもちろん、他愛のない雑談まで、様々なやりとりができるような仲になれば、きっと深い信頼関係が生まれています。信頼関係に支えられた仕事仲間と一緒に、ひとつのものを作り上げていく仕事には、なかなか得難いやりがいがあるものです。長期にわたる工事現場であっても、冗談を交えながら取り組めば、毎日はきっと楽しいものになるでしょう。順調に工事が進み、完成の日を迎えられれば、感動もひとしおです。

施工管理の1日

施工管理の1日は千差万別、予定された仕事の合間につぎつぎと不測の事態が入り込み、変更の嵐のなかに過ぎていきます。そんな1日の動きを例として紹介します。

朝は早い!

会議などで現場を離れる用事のある日を除けば、作業が開始する時間には、現場入りしてメールでの問い合わせなどに対応しておきたいところ。そのために、多くの施工管理技術者は5時台には起床しているようです。

業務前に、現場を一回りしておく

担当している現場の情報はひととおり頭に入っているのが施工管理の基本。各部署からの報告と現状にギャップがないか、確認しておくのも大切だから作業前の巡回は欠かせません。

作業の確認と伝達

現場事務所の全員が情報共有しているのがなにより大切。朝メンバーがそろったところで、今日一日何社何人の作業者が現場に入って、どんな工事を行うかを確認します。また、注意事項なども共有し重要なポイントについては再度伝達が必要です。

時間があったら現場に出る

朝のバタバタが一段落したら現場を見に行きます。行程表どおりに作業が進んでいるかを確認するのも必要ですが、それと同時に作業者に疲れがないか、不満そうな雰囲気はないかなどにも気を配る。人間関係の摩擦などに関しても早めに気づいて早めに対処するのが大切です。

事務所では、さまざまな書類を作成する

建設工事が動いている間には、数え切れないほどの官公庁とのやりとりが発生します。工事変更・改善などはすべて図面とともに状況を説明して提出しなくてはいけないもの。そのたびに法令にあたって、問題がないかを確認するのも施工管理の仕事です。

元請けや施主との折衝

大規模な建設物の場合、国会議員や企業の経営トップの代表されるVIPが見学に訪れる機会も珍しくありません。あらかじめ準備をして、不手際がないように段取りを組む。そのためには、元請けや施主のオフィスにおもむいて打合せをすることも。いつもは作業着のカントクも背広姿のビジネスパーソンに変身し、対応します。

夜勤に引き継ぎ、翌日の準備ができたら残業はなるべく少なく退勤する

施工管理の仕事の多くは、報告と連絡・確認に費やされます。夜間工事を行う現場の場合は、夜勤の施工管理と同じ理解、同じスタンスで現場に向かっていなくてはいけません。

最後に翌日の工事の確認と施工図を描いたら早めに帰宅。

まとめ:施工管理はいそがしい!
いそがしいから張り合いもある

20年前に比べたら、不眠不休で働くブラックな職場は減ってきました。しかし、それでも忙しい仕事には変わりありません。

むしろ、残業が制限される分、業務時間の密度と緊張感はこれまで以上かもしれません。

そのなかで、どうやって自分と現場の時間と労力をやりくりして、現場を上手に回していけるか。

いそがしいから、張り合いもあり、成長もぐんぐんとできる職場が施工管理といえるでしょう。

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