公共工事と民間工事の違い
目指すキャリア別!
施工管理技士の
派遣会社3選
施工管理技士としてのキャリア形成は、単に現場でのスキルを磨くだけではありません。豊富なキャリアの選択肢や専門性の追求、さらには海外での活躍を目指すことも可能です。しかし、どの派遣会社を選ぶかによって、その道が大きく左右されることも事実です。
「多様なプロジェクトを経験してキャリアを広げたい」「専門領域に特化してスキルを深めたい」「海外でチャレンジしてグローバルな視点を養いたい」— それぞれのキャリアニーズに応える派遣会社を厳選してご紹介します。
豊富な選択肢から
自分に合う工種を見出したい
コンストラクション

引用元:オープンアップコンストラクション公式HP
https://k87ier2t.lp-essence.com/
派遣できる工種
建築・土木・電気・プラント
資格支援内容
- 案件の領域バランスが良く、幅広い仕事のマッチングが可能
- 資格取得のサポートがあるので、経験を積みながら手に職を付けることができる
土木の分野で専門性を深めて
キャリア形成をしたい

引用元:カワノ公式HP
https://kawanogroup.com/
派遣できる工種
土木
特徴
- 大手ゼネコン直取引で土木建設業・工事に特化しているため、土木分野のスキルを活かして大型案件にも携われる
- 職場を紹介してくれるので、転勤など働く場所を変えたくない方におすすめ
海外勤務を視野に入れた
経験を積みたい

引用元:レガリス公式HP
https://regalis-gp.com/lp/
派遣できる工種
建築・土木・電気
特徴
- 政府開発援助を含む、海外案件の派遣実績あり
- 電話面接や面接同行のサポートがあるので、面接の成功率を上げたい方におすすめ
公共工事と民間工事の違いについて解説します。また併せて、公共工事の種類や重要性、請け負うメリットについても紹介していきます。
公共工事とは
公共工事とは、国や都道府県、市町村などが発注する工事のことです。道路や橋梁、ダム、公園、下水道などのインフラ整備が主な対象となり、公共の利益を目的として行われます。
公共工事の予算は税金を財源としているため、透明性と公平性が重要です。そのため、工事を担当する会社は競争入札を通じて選ばれ、適正な価格で工事が行われるように決められています。
また、公共工事は景気対策の一環として実施されることも多く、建設業界の雇用を支える役割も持っています。工事の規模が大きく、長期的な計画に基づいて実施される点も特徴の一つです。
民間工事とは
民間工事とは、企業や個人が発注する工事を指します。オフィスビル、商業施設、マンション、個人住宅などの建築工事のほか、企業が自社の設備を新しくするための工事なども含まれます。
資金の出どころは、企業の自己資金や銀行からの融資、投資家からの資金などさまざまです。公共工事とは異なり、発注者が自由に施工業者を選ぶことができる点が大きな特徴です。
また、民間工事の工事内容には特に制約がなく、設計や仕様も発注者の希望に応じて柔軟に決定できます。工事の規模や期間も案件ごとに異なり、小規模な改修工事から大規模な開発プロジェクトまで多岐にわたります。
公共工事と民間工事の5つ違い
公共工事と民間工事は、発注者や契約の進め方、工事の目的などに大きな違いがあります。
1.発注者の違い
公共工事は、国や地方自治体といった公的機関が発注者になります。一方、民間工事は企業や個人が発注する工事です。
公共工事では、税金を原資としているため、透明性を確保するための入札制度が義務付けられています。一方、民間工事では、発注者が自由に施工業者を選定できます。
2.契約の進め方の違い
公共工事では、発注者が施工業者に対して提案依頼書(RFP)を送付し、入札を経て落札者を決定、契約を結ぶ流れになります。一方、民間工事では、施工業者が見積もりを作成し、発注者と直接交渉して契約条件を決めるのが一般的です。
3.工事の目的の違い
公共工事は社会インフラの整備を目的としており、道路や橋、ダム、上下水道施設など、公共性の高い施設が中心となります。民間工事は企業や個人の目的に応じた建築・設備投資が中心であり、用途や設計の自由度が高い点が特徴です。
4.工期や予算の違い
公共工事は長期にわたる大規模な工事が多く、計画段階から完成まで数年かかることも珍しくありません。民間工事は案件ごとに規模が異なり、短期間で終わるものから、数年にわたる大規模なプロジェクトまでさまざまです。また、公共工事は税金を財源としますが、民間工事は自己資金や融資、投資によって資金が用意されます。
5.法律や規制の違い
公共工事では、建設業法や労働安全衛生法、環境保護に関する法律など、厳しいルールが定められています。品質や安全管理の基準も細かく決められており、発注者や施工業者には厳格な管理が求められます。一方、民間工事はこのような法的規制が少し緩やかで、発注者の意向に沿って柔軟な対応ができるケースも多いです。
公共工事の種類
公共工事にはさまざまな種類があり、大きく分類すると5種類に分かれます。ひとつずつ見ていきましょう。
土木工事
土木工事は、道路や橋、ダムを造る工事などのこと。建物を除いた建設工事全般を指します。基礎工事や造成工事、外構工事など地面の下の部分を担当する工事で、ほとんどが社会のインフラ整備工事に該当します。
建築工事
建築工事は、建設工事の中でも建物全般を造るための工事のことです。地上に建つ一般住宅やマンションなど、上物部分を造る工事を指しています。
管工事
管工事は、水洗トイレやキッチン、ガス管などにつながる管を対象とした工事のことを指します。ガス配管工事や水道配管工事、ダクト工事などが代表的な管工事として知られています。
水やガスといった液体や気体など、そのままでは運ぶ事ができない性質の物を必要な場所まで送るための設備を設置する工事で、私たちの生活になくてはならない工事と言えるでしょう。
電気工事
電気工事は、送電設備や配電設備の設置や修繕を行う工事のこと。工事内容は幅広く、照明設備工事や信号設備工事なども電気工事に含まれます。
電気工事は原則、電気工事士の資格がないと行うことはできません。電気工事法により定められているため、違反した場合は罰則が課せられることになります。
造園工事
造園工事とは、植栽工事や公園設備工事、屋上等緑化工事などを指します。植栽栽工事や地被工事、景石工事、地ごしらえ工事、公園設備工事、広場工事、園路工事、水景工事、屋上等緑化工事などさまざまな種類があり、行う作業も多岐にわたります。
公共施設だけでなく、個人宅の庭などの景観作りなども含まれるため、対象範囲の広い工事となります。
公共工事の重要性
インフラストック効果
インフラストック効果とは、インフラが整備されることで得られる社会的効果のことです。またインフラストック効果には、耐震性の向上や水害リスクの低減などの「安全・安心効果」や、生活環境の改善などの「生活の質の向上効果」、移動時間の短縮など「生産性向上効果」といった社会のベースの生産性を高める効果もあります。
例えば、公共工事によって新しい道路が造られればアクセスが良くなり、物流もスムーズになります。物流がスムーズになることで新しい商業・工業地区などが建設され、働く場所が生まれることも。さらに人流が増えることで経済活動が好転するかもしれません。住みやすさが向上し、住民の満足度が上がればさらに人口が増える効果も期待できるでしょう。
インフラフロー効果
インフラフロー効果とは、公共工事を行うことで雇用を生み出す効果のことです。道路やトンネルなどのインフラが整備されることにより生活の質が向上するだけでなく、生産・雇用・消費といった経済活動が派生的に創り出され、短期的に経済の回りを活発にさせることが期待できます。
公共工事を請けるメリット
公共工事を請けるメリットとして、「受注単価が上がる」「売上や利益が上がる」「信用力が上がる」ことなどが挙げられます。公共工事は受注単価が千万円単位である工事が多く、億を超えることも珍しくありません。
そのため、公共工事を受注すれば会社の利益が上がり、それに伴って財務の健全性が保てて信用力が上がることとなり、銀行からの評価も上がるという良い循環が生まれるのです。