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「工程管理」はスケジュールを管理する業務
建設現場の監督役として様々な管理を行う「施工管理技士」ですが、ここで説明する「工程管理」も重要な業務のひとつです。原価管理や品質管理、安全管理と並んで、施工管理技士が行う「四大管理」にも数えられています。
工程管理とは一言で表すと、工事を計画的に進めるためのスケジュール管理のことです。建設現場の作業が予定通りに進んでいるかどうか確認し、天候の影響や作業トラブルなどで工事の進捗が遅れていれば、工期に間に合わせるための様々な調整を行います。
土木工事をはじめ、屋外で行われる現場仕事では、天候の影響により計画していたスケジュールから大きくズレてしまうことも少なくありません。また、作業が予想よりも難航したり、人手不足が発生したりするケースも。当初の工程計画では進捗が厳しいと判断した場合は、スケジュール・人員の調整を行う必要があります。さらに、工事をより効率的に進めるために、不要な作業がないかを確認するのも工程管理の仕事のひとつ。
予定通りに工事を進めるためにも、施工管理技士による「工程管理」は欠かせない業務なのです。
工程管理の仕事内容は?
「工程表」の作成
工程管理の基本は、施工計画書に基づいた工期通りに作業を進められるようにすることです。そのためには、作業を効率よく進行できるように管理しなければなりませんし、工程表とのズレが発生していないか、常に確認をする必要があります。
そのために重要になるのが「工程表」です。工程表とは、発注業者や施工業者、作業員などに対して工事のスケジュールや進捗状況を共有するために、施工管理技士が作成するものです。誰が見ても分かるように工程表を作成することで、作業に遅れが発生した場合でも検知・調整が行いやすくなります。
工程表では、週間、月間、全体それぞれの単位で作業を管理していきます。現場の作業員は工程表通りに作業を行っていくため、施工管理技士には、工程表通りに工事が進められるように現場で指揮を執ることが求められます。
工程管理で重要な「PDCAサイクル」
工程管理の業務で重要なことは、「PDCAサイクル」を回していくことです。PDCAとは、「計画(Plan)」「実施(Do)」「検討(Check)」「処理(Action)」それぞれの頭文字のこと。これら4つを確実に実施していくことが、工事を効率よく進めるために欠かせないのです。
「計画(Plan)」
「計画(Plan)」の段階では、施工計画書に基づいて、工事を完遂させるための全体的な工程表を作成します。そこから、それぞれの工程において行う具体的な作業を計画した部分的な工程表を作成。それぞれの作業の役割分担が分かりやすいように、横線式工程表の使用がおすすめです。
「実施(Do)」
「実施(Do)」の段階では、計画通りに作業を実施するために現場で指示監督を行います。施工管理技士は工事全体の管理を行うので、必要な建材や資材、重機などの手配も重要な仕事です。
「検討(Check)」
「検討(Check)」の段階では、現場の進捗状況の確認はもちろん、工程表とズレが発生していないか確認することが大切です。現状では進捗に遅れが出ていないからと安心するのは危険です。資材の不足や天候の影響などで今後の工程に遅れが出る可能性を見越した検討を行うようにしましょう。
「処理(Action)」
「処理(Action)」の段階では、工程表と現場の進捗状況にズレが発生した場合、遅れを改善するために業務の調整を行います。また、当初計画の見直しの必要性があることが発覚した場合は、工程表そのものを修正したり、再調整の対応を行うことも必要です。
計画の再調整を行うということは、「PDCAサイクル」がまた最初に戻ることを意味します。こうしてサイクルを回し続けることで、実際の業務を改善しながら工事を完成まで導いていくのです。
工程管理は施工管理の基本
工程管理は建設現場のスケジュール管理業務ですが、工期通りに作業を進めることだけが目的ではありません。スケジュール通りに作業が進行されることで、工事の品質向上や余分なコストの削減が期待できます。また、各自の役割が明確になることで、作業員の生産性意識の向上にもつながります。一人ひとりの意識が向上すると、現場全体の雰囲気が良くなり、より質の高い工事を行えるでしょう。
高品質な工事の仕上がりは、クライアントからの信頼獲得、顧客満足度の向上につながります。工事を計画通りに進行させるために、スケジュール管理や現場の指揮など多くの役割が求められる「工程管理」は、施工管理の基本でありながら、特に大切な業務だと言えるでしょう。